アーカイブを見ながら、もう一度あの感動を楽しんでください! 全曲解説!
あのライブ配信の裏側。。。。どんなことが起こって、どんな意味があったのか。
お楽しみください♡
M-10 Keep Up Yourself by anrina
杉組のアンリと、南組のリナ。 同い年の二人がトモプロで出会ったのは小学2年生の頃。 引っ込み思案な二人は、最初打ち解けることもなく、どちらかといえば、「ああ、同い年の子がいるなあ」と遠巻きにお互いを見ていた。
南相馬で、震災後避難することなく日々を暮らしたリナは、ある日お母さんにこう言った。
「お母さん、ホウシャノウって、お友達なの?毎日、放送で流れるけど、毎日いつも」
外で遊ぶことが厳しかった南相馬で、この子に何か体を動かすことを始めさせたいと思っていたところ、学校からトモプロのプリントをもらって帰ってきた
「いっしょに歌とダンスで、レッスンしよう!」
こう書かれたトモプロの募集チラシを見て「お母さん、これ行ってみたい」とリナは言った。
そこからトモプロに入り、アンリに出会う。

ある日、nappoが「杉組のアンリと、南組のリナで、アンリナ。なんかANASUIみたいで良いね」と二人をユニットで歌わせようと考えた。 この二人はなぜか、とても強い結びつきがあるように感じた。
そして小学2年生の秋に二人で「はてなきゆめ」という歌を歌う。
そこからanrinaとしての意識が芽生え始め5年生の時には二人のための曲「Rainbow Ring」ができる。 300km離れた場所にいながら、〜今日も君が笑顔でありますように〜 というトモプロの抱えるテーマを二人に歌わせた。 彼女たちはトモプロちゃん達の大きな目標になってもらいたかった。

そこからまた2年。
中学生になった二人に、新しい曲を作った。
この曲は、nappoが22歳の時に作った曲「Keep Up Yourself」という曲をモチーフに今の二人に合う曲で、二人が思いっきりダンスできるようにと、ダンス講師のトモキ先生とリズムやテンポ、雰囲気も相談して作り始めた。
22歳のnappoが作った「Keep Up Yourself」は東京の雑踏の中でもみくちゃにされながら 自分を見つける。。。そんな歌詞だった。
転がって転がって 転がって あなたに なれ....
けれど今のanrinaにはそうではないと思い、曲も歌詞も全部作り変えた。 この二人だから歌える、等身大の歌。
隠さないでいてね たった一人だけの君を
ワンチャン、叶うんだ。。。
君にしかできないことがある!!
二人が声を揃えて歌う、このフレーズ。 そこには、説得力があった。 二人がやってきたこと。 二人にしかできないことを、やってきたからこそ歌えるフレーズ。
そしてこの二人と一緒に踊ることを楽しんでいる 仲間達が、杉並にも、南相馬にもいる。 歌とダンスの完成形を描いて作ったチーム力の1曲。 一人じゃ完成しない曲。。。。
7年間......様々なステージで歌って、踊ってきた。 雨の降るステージ、プロレスのリング、音の止まったステージ、津波の跡地、大きな舞台.....道の駅の小さなステージ.....。 どんなときも一緒にステージに立てることを楽しんで、喜んで歌って、踊ってきた そしてそれを全身で表現してきた。
けれど、今はそれが叶わない。
300kmの画面越しに踊る二人。
「Rainbow Ring」で重ね合わせた両腕は今は、届かない。
けれど、リナは、自分でふりを考えてanriを指差すポーズをして歌う。 画面の中では二人でいるかのように。
この二人が素晴らしいのは、いつも相手を思っている。
一番私が感動したのはアンリのこの言葉だった。
「リナには、これまで一度も震災の記憶を聞いてきたことはないです。いつも二人で話すときは、他愛のない話ばっかり。 歌のこととか、ダンスのこととか学校のこと、Tiktokのこととか。 だって、リナにそんな話をさせたくないから。 震災のことを、思いださせたくないんです。 アンリナでいるときは、楽しいことばっかりがいい」
この二人が紡ぐものは、本当のトモダチの姿。
熱くもなく、寒くもなく、引っ張り合わず、押し合わず、ただそばにいる。
今時の、優しい女の子。
7年かけてこの子たちが身につけたものは相手を思う気持ち。
それが、存分に見えるユニットに成長しました。
まだまだこれからです。
ずっとトモプロの憧れの存在であり続けるために まだまだこれから、磨いて磨いて光り続けて欲しい。
anrinaの新曲「Keep Up Yourself」 是非、お楽しみください。